障害年金制度改正を前に進めるための懇談会《社会保障審議会年金部会に現場の声を届けるために》
社会保障審議会年金部会委員の百瀬優先生と、現行制度の問題点や改正の課題について、事例を持ち寄り意見交換しませんか
【懇談会の目的】
障害年金制度の改正は、残念ながら今回の年金制度改正では実現に至らず、事実上先送りされました。
しかし、厚生労働省社会保障審議会年金部会では、障害年金制度の改正をめぐる主要な論点――初診日要件の見直し、法定免除期間の扱い、障害等級と支給水準の再構成など――が明確に整理され、将来に向けた改正の土台がつくられたことは、確かな前進です。(下表参照)
また、審議の過程で、障害年金制度に関して、私たち実務家である社会保険労務士からの聞き取りが行われ、現場の実感、制度のひずみに直面した経験が、改正審議の場に持ち込まれたことは、前向きな意味を持つものだと思います。
そこで、障害年金業務研修会では、年金部会委員として、障害年金制度の改正をめぐる審議をリードしてこられた百瀬優先生(流通経済大学教授)を招いて、これまでの審議で整理された主要な論点を中心に、具体的な事例をもとに現行制度の問題点や改正の課題、改正を実現させるために、私たちにできることについて意見を交わす懇談会を企画します。
百瀬先生は、制度の原理と現場の現実をつなぐ立場から、制度改正を前に進めるために、私たち社労士との対話を強く望んでおられます。
ただし、今回の懇談会は、通常の勉強会とは異なり、主要な論点に関連する事例を持ち、百瀬先生を通して改正審議に反映させてほしいと希望する仲間20人に絞らせていただきます。参加方法も会場参加のみとなります。
【百瀬優先生からのメッセージ】
今回の社会保障審議会年金部会では、過去の部会とは異なり、障害年金の見直しが主要な論点の一つとなりました。また、複数の委員から、障害年金に関して、当事者や実務家の意見を聞くことの重要性も指摘されました。
2025年に予定されている改正では、障害年金に関する見直しは、納付要件の特例措置の延長のみとなる見込みです。しかし、その先の2030年改正を見据えて、障害年金の現状、課題、見直しの方向性について、社会保険労務士の皆様と意見交換ができれば幸いです。
【当会主任講師の高橋裕典さんからのメッセージ】
当事者や現場の声をしっかりと国に上げていくことが法制度改正のきっかけとなります。社会情勢の変化と相まって求められる制度の姿も変わっていきます。
ぜひこの機会に障害年金制度が抱える課題や問題について考え、その改善策について話し合ってみませんか?
当事者・現場の声を国に届け、次期改正に向けた議論を活発化させていきましょう!みなさまのご参加お待ちしています。
【懇談会の概要】
◎日時:7月27日(日)13:00~16:30
◎会場:東京都千代田区 連合会館401会議室
◎懇談会参加費(税込み):8,000円
◎募集定員:20人
◎参加要件:今回は、通常の勉強会とは異なるため、以下の2つの要件を満たす方に限らせてください。
①障害年金の相談や請求手続きに関する業務や支援活動の経験が3年以上である方(種別は問いません)
②年金部会で審議される主要な論点(上記の表参照)に関連する相談・請求等の事例をもとに制度の問題点や改正の方向について意見をお持ちの方
※申し込みにあたっては、ご自身の経験に基づく事例や意見の概要を申し込みフォームに、必ず記載してください。
◎懇談会終了後、懇親会を予定しています。
◎申し込み締め切り:7月20日(日)
※ただし、定員(20人)になり次第締め切ります。
申込数 | 5人 |
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申込期間 | 2025/7/20(日) 23:59 まで あと 14日 |
開催日時 |
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料金 | 8,000円 |
開催地 |
主催情報
主催者 | 障害年金業務研修会 |
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お問い合わせ | 事務局責任者 村崎 直人へ問い合わせする |
懇親会
料金 | 5,000円 |
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懇談会終了後、懇親会を開きます。
懇親会参加費(税込み)は1人5,000円です。
キャンセルに伴う返金は行いません。
ご了承ください。